2016年9月21日水曜日

先日、Code for Amagasakiの活動の一環としてICT活用勉強会の講師として登壇させて頂きました。
その中で短いZIPパスワードは危険ですよというお話をしました。
備忘録としてあメログ。

ディストリビューションに選っては標準でインストールされてるfcrackzipというツールを用いてZIPパスワードを解析してみました
先ず
sudo apt-get install fcrackzip
でインストール
man fcrackzip
を熟読…
そして何かしら暗号化したいファイルを作成し、ZIPコマンドで暗号化
zip -P 0123456 暗号化されたファイル.txt.zip 暗号化してへんファイル.txt
取り敢えずパスワードは数字七桁とします
この暗号化されたファイル.txt.zipのパスワードを解析してみます
fcrackzip -u -c 1 -l 7-7 暗号化されたファイル.txt.zip
引数は何を意味しているかというと、
 -u 解析したパスワードをuzipで確認する
      これを指定しないと何故か動きません…
 -c 解析するパスワードの文字種類
      1が数字、aが小文字、Aが大文字、!が記号を表します
      省略時には全種解析します
 -l 解析するパスワードの桁数の最小値と最大値
     7-7やと七桁だけを解析します
     省略時には七桁以上を解析します

進行の関係上、数字七桁という決め打ちで実行しましたが、大体数十秒で
$ fcrackzip -u -c 1 -l 7 "暗号化されたファイル.txt.zip"


PASSWORD FOUND!!!!: pw == 0123456
という風に、パスワードを解析出来ました。
Intel(R) Atom(TM) CPU N270   @ 1.60GHzという数年前のCPUでもこんな感じです。
最新のGPU搭載マシンでは全種20桁のパスワードでも数日で解析してしまうそうです。
凄いですね~。

何故かUbuntu標準のGUI圧縮解凍ツールのArchive Managerで暗号化したZIPファイルは解析出来ませんでした…

あまプロでもこんな話を織り交ぜて勉強して行きたいと思います。

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